5分で分かる(気になれる)機械学習
はじめに
こんにちわ。最近は趣味で機械学習に手を出しています。
出来れば今年中に、何か活用した物を作る予定です。
その前に自分の整理も兼ねて、概要や便利情報を書いてみます。
前半は、機械学習やディープラーニングの概要で、
後半は、とりあえず開発着手したい方向けの情報を少々です。
機械学習(マシンラーニング)とは
まず機械学習(マシンラーニング)について、機械学習 - Wikipediaを引用すると、
「人間が持つ学習にあたる仕組みを機械(特にコンピュータ)で実現する技術・手法の総称」との事。
代表的な手法(アルゴリズム)としては、
・回帰分析(教師あり学習)
・K-means(教師なし学習)
・モンテカルロ法(強化学習)
などがあります。
各詳細は省きますが、ザックリ書くと、
与えられたデータや試行錯誤を元にして、
明日の天気を予想したり、
「これを買う人はこれも買います」を提示したり、
ボードゲームで好手を模索したり、
などを可能にします。
深層学習(ディープラーニング)について
続いて、深層学習(ディープラーニング)について。
これも機械学習の一種で、人間の神経回路を模倣したアルゴリズムです。
これを使えば、(幾らか語弊はありますが、)
データを特徴量に変換して扱わなくても対応可能です。
例えば、「リンゴ/ミカン/バナナなどの画像」を覚えさせた上で、
「ある画像はどれに該当するか」判別させようとした場合で考えてみます。
従来だと、画像を「代表色」や「形状」などの特徴量に変換して扱うことが多いです。
各画像の特徴を学習させた上で、判別したい画像に対しても特徴を元に
学習内容から近しい結果を提示します。「赤くて丸いならリンゴ」など。
言い換えると「この特徴に注目して判別すると良いよ」と人間がヒントを与えてます。
ディープラーニングだと、与えられたデータの何を重視して判別すべきか、
その判断自体も機械へ任せることが可能となります。
なので「どこに注目して判断したら良いか見当がつかない」場合でも有効
に働くことがあります。
それだけ聞くと「ただただ便利で凄そう!」ですが、欠点もあります。
やること次第ではあるものの、一般的に精度を出そうとすると、
学習にデータが大量に必要&その処理時間も相応に掛かります。
また、何を基準に判別してるのか人間にとって実質的にブラックボックスなので、
問題が起こった際の原因究明や改善対応は、困難な場合も多いです。
なので、やりたいことや準備できる環境などに合わせて、やり方は適宜検討で。
もっと良い資料の紹介
ここではザックリしか触れてませんが、
しっかり把握したい方は、書籍や他サイトを読まれることをお勧めします。
ちなみに以下資料は、無料公開されながらも丁寧にまとめられてます。
(今回の件だと3-5あたり)
とりあえず開発したい人向け
特にこだわりがなければ、Python(プログラミング言語)で作るのが良さそうです。
無料で導入できる&簡素で分かりやすい記述が可能と言われてますし、何よりも
Pythonで機械学習に関する情報が多いし、便利なライブラリ群も充実しているので。
特にscikit-learnが、Pyhonの機械学習ライブラリとして有名なようです。
※色々書きつつ実のところ、僕はPythonをあまり触ってないです。ごめんなさい。
C++やJavaScriptを扱うことが多いですし、ちょっとした機械学習なら、
それらでやりたいことに合わせて、適宜自前実装して良いやと思ってます。
ちなみにディープラーニングにおいては、TensorFlowが有名です。
Googleが開発したライブラリであり、Pythonの他、JavaScriptやC++等でも扱えます。
これがデファクトスタンダードになりそうな感じもしますが、
他にも便利な環境や情報があるので、適宜調べてみると良いかもしれません。
Seekable Mirror ウェブアプリ版&紹介動画を公開!
先日は Seekable Mirror を
Maker Faire Kyoto 2019 や Snacks Vol.2 で展示させて頂きました。
体験頂いた皆様、展示協力頂いた方々、ありがとうございます。
紹介動画とウェブアプリ版も用意しました。
ウェブアプリは以下から。
https://ryota3da.web.fc2.com/mirror/
お使いのスマートフォン/タブレット/パソコンで使用いただけます。
(ある程度の端末性能が必要、最新ブラウザでの動作を推奨)
カメラ映像をスクラッチして遊ぶも良し。
自身を回転させてから映像を巻き戻して、後ろ姿を確認することも可能です。
良かったら使ってみてください。
小さなスマホ Palm Phone がイイ!
本日 2019/04/24 発売の Palm Phone (Android搭載の小さなスマートフォン)
を、早速買って軽く使ってみました。
めっちゃ軽くてコンパクトです。片手で端から端まで指が届きます。
このサイズ感は、一周回って新鮮味もありますし、手軽に扱いやすい。
個人的には「これだよ、これ。」って言いたくなる感じです。
※大きいスマホでの操作に慣れてると、文字入力が若干しづらいかも。
ただそれも、そのうち慣れそうな印象です。
実際に500円玉と一緒に撮ったものが以下。
よくあるクレジットカード等と同じぐらいの大きさです。
にも関わらず、そこそこ多機能高性能です。普通にスマホとして使えます。
と言うか、僕が作ったWebアプリ CiirrCUS もヌルヌル動いてビックリした。
このサイズとスペックを活かして、何か作りたくなるぐらいの魅力があります。
ちなみに公式サイトは以下っぽい。詳細はそちらで。
家電量販店などでも売ってますので、興味ある方は是非。
Seekable Mirror 制作展示した&また展示します@MFK2019
先日は Seekable Mirror を制作展示しました。
体験いただいた皆様、ありがとうございました。
Seekable Mirror が出来ました。
— Ryota Oiwa (@ryota3da) April 12, 2019
タッチスクロールで、鏡の世界の時間を操れます!
5月の Maker Faire Kyoto 2019 と、今日明日の Snacks Vol.2 で展示予定です。宜しければ是非。#SeekableMirror #シーカブルミラー#MediaArt #メディアアート#Magic #マジック #手品 pic.twitter.com/v7cIOmRvGH
各自お手持ちのパソコン/スマホ/タブレットでも
体験できるよう準備検討中ですが、その前に、
5月4,5日の Maker Faire Kyoto 2019 へ展示参加予定です。
EyeMapplyも持って行きます。宜しければお越しください!
展示します(2019年4&5月)/スパイダーバースが凄い
こんにちわ、お久しぶりです。一応生きてます。
気付いたら2019年初ブログですね。今年もぼちぼち頑張ります。
近日中に展示予定です
4月13,14日に Snacks Vol.2 @大阪と、
5月4,5日に Maker Faire Kyoto 2019 @京都にて。
僕が展示するのは、
鏡とジャンケンして勝つ / Win the mirror by rock-paper-scissors
EyeMapply
の2点を予定してますが、
Maker Faire も Snacks も、多くの方が面白い展示を多数されますので、
宜しければ是非お越しください!
スパイダーバースが凄かった
最近見た映画の中で、と言う以上に、今まで観た中でも、
クオリティやセンスが圧倒的に凄いと思えるアニメーション映画でした。
子供から大人まで楽しめますし、
特に映像やゲームの仕事している人が驚愕するかもしれません。
良かったら映画館まで是非。
ドラゴンボール超 ブロリー の映画観た/展示ありがとうございました
1. ドラゴンボール超 ブロリー の映画観た
昨日(2018/12/15)は、ドラゴンボールの映画を観てきました。
とにかくエフェクトやカメラワークが逐一カッコイイ!
ストーリーも上手く纏まってましたし、笑いどころもあり良かったです。
一番のオススメはやっぱり戦闘シーン。バトルモノの最高峰でした。
下の写真は、おまけ特典。
2. 展示ありがとうございました
ホームページやSNSでは事前案内してましたが、
11月下旬から12月上旬まで、幾つか展示させて頂きました。
- MA2018 〜 ヒーローズ・リーグ 〜に応募したところ、
CiirrCUSがInteractiveDesign部門でノミネートされて展示。
EyeMapplyはFESTA 2018 by MA #festa_2018 - connpassにて展示。
工作好きが大阪で集まって展示しているHomeworks 2018ではCiirrCUSを。
体験頂いた皆様、ご意見や各種ご対応を頂いた方々、ありがとうございました。
来年もまた何か作って展示したいと思いますので、宜しくお願い致します。
ちなみにEyeMapplyやCiirrCUSは、
お手持ちのPC/スマートフォン/タブレットでも体験可能ですので、
宜しければアクセスして触ってみて頂けましたら幸いです。
こうして出来たのが"CiirrCUS"です/ゴールデンサークル「なぜ」で人は動く
今から十数年前の話。
後輩の家でエウレカセブンのDVDを観たとき、僕は衝撃を受けました。
高速で飛び回る戦闘機とミサイル、ダイナミックな立ち回りのカメラワーク…
作中での疾走感ある空中戦の映像に、心が踊りました。
調べるとそれは板野サーカスと呼ばれる板野一郎氏が確立した映像表現技法であり、
数々のアニメーション作品に影響を与えたようです。
僕は板野サーカスを
「観るだけに留まらず、操作できるようにしたい。
映像との一体感を生み出し、より一層や没入や高揚が得られるようにしたい。」
衝動に駆られました。
インタラクティブな板野サーカスを作りたいと思い、幾らか試みたものの、
疾走感ある表現と直観的な操作の両立には難航しました。
世間で既に、戦闘機同士がミサイルを撃ち合うゲームはありますが、
ゲームとして成立させる上では、カメラワークは固定的になりがちで、
各種挙動にも幾らか制約を設けざる得ない為、その実現は難しい印象があります。
僕は、避けることに要素を絞り込んで、操作をシンプルにしつつ、
各種挙動やカメラワークを試行錯誤して、その両立に挑みました。
こうして出来たのが
CiirrCUSです。こちらから体験できます。
上記の自作インタラクティブアートの紹介についてですが、
実は最近教えて頂いたゴールデンサークルを意識してみました。
ザックリ書くと…
一般的に説明する際は、
「What(何を)」→「How(どうやって)」→「Why(なぜ)」
の順で説明することが多いけど、
「Why(なぜ)」→「How(どうやって)」→「What(何を)」
の順で説明すると、上手く行く。
人は「何を」ではなく「なぜ」に動かされる。
…といった感じです。「確かにそうかも!」と感銘を受けました。
ちなみに「人に説明紹介するとき」に限らず、
「自分に言い聞かせる」上でも効きますね。